Health and self-therapy information

2025-06-26 15:00:00

真実を観る「眼力」48 利他と利己7 「”It from Bit ”」= すべての 「もの(It)」は、情報(Bit)からできている

「It from Bit」とは?…

私たちが見ている物理的な世界(現象世界)は、最小単位の「はい」「いいえ」のような、デジタルな「情報ビット」の積み重ねから生まれてくる!?

「It from Bit 」= 物理的な「もの(It)」は、情報(Bit)からできていて、すべての現象は情報が「観測」されることで実体化する!

つまり、現実も、物質も、万象万物すべては、コンピューターの画面に映し出される映像が、全て0と1のデジタルデータでできているのと同じようにできているのではないか?という仮説なのです。

あなたがいまスマホで見ているこの文字も、実は全て0と1の組み合わせでできています。でも、スマホの画面には「文字」として見えてる。この宇宙全体も、それと同じような仕組みなのかもしれないということです。

ホーキング博士が「ブラックホールは蒸発する」と言い始めたとき、大きな問題が生じました。もしブラックホールに物質が落ち込んで消滅したら、その物質の情報はどうなるの?

物理学の基本原理は「情報は決して失われない」です。しかし、ブラックホールが情報を飲み込んで消滅すると、その情報が永久に失われてしまう?...これは深刻な矛盾でした!

この謎を解くために、最新の理論では「ブラックホールに落ち込んだ情報は、その表面にホログラムとして符号化される」と考えられています。

「ブラックホール」と「情報」との関係で、物体がブラックホールに吸い込まれても、情報自体はホライズンに符号化され、消えずに残っているとされ、これを「ホログラフィック原理」といいます。

ホログラムは、平面の写真なのに立体的に見える不思議な写真で、二次元の情報から三次元の映像が再現されます。

私たちが「現実」だと思っている三次元の世界が、実は「低次元の情報」、二次元から作られた「投影」かもしれないという原理なのです。

もし、私たちがいま見ているこの世界全体(現象世界)が、実は巨大な二次元スクリーンに書かれた情報から作られた「ホログラム」だとしたら?

まるで宇宙のあらゆる情報が、ホログラムのような「全体の一部に全体が含まれている」形で存在しているという宇宙観を、「ホログラフィック宇宙」といいます。

 

「It from Bit 」の提唱者であるホイーラー博士は、「参加型宇宙」という概念も提唱しました。

これは「宇宙は私たちから独立して存在しているわけではなく、私たちは宇宙の現実を創発させる積極的な参加者である」という考え方で、

「つまり、私が宇宙を作り出してるという事!?」

私たち一人ひとりが、この壮大な宇宙という情報ネットワークの中で、現実を創造する重要な「参加者」なのかもしれず、

私たちが住む地球、取りまく宇宙も、私たちが宇宙の現実を創発させている積極的な参加者で、「参加型宇宙」で現実を創造する、重要な役割を果たしているというのです!!

 

では、具体的にどのように、私たちが「参加型宇宙」の参加者として、「It from Bit 」を「ホログラフィック宇宙」に投影し、現象世界に具現化しているのでしょう?

 

【意識・観測から情報ビット(It from Bit)が励起し現象世界に映し出される仕組み】

文書1_02.jpg

 

🔷量子意識から現象が生まれる流れ(ホログラフィック宇宙への投影)

🌌1. ゼロポイント・フィールド(純粋な情報の場)

量子場の最も静かな状態で、すべての可能性(波動的な情報)が静かに存在している「純粋な場」の状態があります。

まだ「物質化」も「現象化」もしていない、無限の源で、意識や直観がアクセスする「源」だとも考えられます。



   



👁️2. 意識・観測(観ること・問いを投げること)

そこに、観測=創造 「どんな意図・意識で観るか」という、どんな現実を体験するかを決める行為が生じると...、

意識・観測により、(ゼロポイントフィールド)で波動が励起され、「どの情報ビットにアクセスするか」=(どんな現実を体験するかを決める)が決定されます。

*ゼロポイントフィールド(場)が励起「レイキ」するとは:

外部からエネルギーを与えられる(意識・観測行為)ことで、エネルギー場が「揺らぎ」や「振動」の状態になり(例えるなら、静かな水面に石を投げ込んだ時に波紋が広がるようなイメージ)、ゼロポイントフィールド(場)のエネルギー状態が変化します。


   


🧠3. 情報ビット(It from Bit)

選ばれた情報が「意味を持つ」状態に変化。

意識がその情報を形あるものとして受け取り始め、それに呼応する素粒子が生みだされます。



   



🌐4. ホログラフィック宇宙への投影

選択された情報が、ホログラムのように時空全体に投影されます。

「一部に全体が含まれ、全体が一部に反映される」形で展開。

 

   



🌱5. 私たちの現象世界に“リアル”として現れる

私たちの体験、環境、人間関係、出来事として具体化されます。

これは“投影された現象”であり、根源はゼロポイントの場から創出されたものです。

 

🌱日常的な例でたとえると:

たとえば…

あなたが“幸せな人間関係”に意識を向けた時、(上. 👁️2)

ゼロポイント・フィールドから「その情報」にアクセスが起こり、(上. 🧠3)

現実世界で「そういう人との出会い」や「安心感を感じる体験」が投影されやすくなる。(上. 🌐4 ⇒ 🌱5)

逆に不安や恐れにフォーカスすると、その情報が現象化しやすくなる。(これは「引き寄せの法則」的でもあります)


つまり、

「あなたがどんなエネルギーを放ち、何を感じ、望んでいるかなど意識が触れた情報(It from Bit)が励起され(情報と意識が共鳴)」、

「ゼロポイント・フィールド」=(宇宙の奥のカウンター)に伝わり、

「その情報がホログラフィックに空間に展開され」=(ホログラフィック宇宙への投影)

「最終的に現象として現れる」=(現象世界に“リアル”として現れる)

この全体の流れは、あなたの意識の質と向け方によって変わるという、量子意識とホログラフィーの融合的な世界観で、

あなたが選択した情報が、(It from Bit)

すべての現象を創りだし、(現象の創出)

“その現実”が手元に届くのです。(現象の具現化)

 

現象の創出での注意

利己的な意識、ネガティブな意識からの発動による現象化は宇宙の進化の法則から外れるので、破壊や滅亡の方向性に向かう可能性があります!

ポジティブな創出と進化、つまり、宇宙の進化の方向性と合致させていくための「意識=創造」であるならば、どんな意識から発するかがとても重要です。

つまり、意識の源が「利己」「恐れ」「支配」から出たものなら、それは宇宙の進化方向(調和・共生)に反するエネルギーを生み出し、自己や世界の破壊につながる可能性があります。


🌌宇宙の進化と意識の発動:大切な進め方

✅誤った意識の発動:

「自分だけが得をしたい」「不安だから守りたい」「相手より優位に立ちたい」→ この意識は、分離や競争を生み、
 “ホログラフ的現象”も不安定・混乱した形で現れます。

🙆正しい意識の発動:

🔷【1】意識の源を“愛”に置く

「自分を愛し、他者も大切にする」「調和の中で創造する」「宇宙の流れに従う」→ 愛や調和の波動は、ゼロポイント・フィールドで高次の情報に共鳴しやすい方向へ自然にアクセスされ、進化的現象が起こります。



🔷【2】「我」を手放し、“観察者”の視点でいる

👁️「私は意識であり、すべてをただ観る存在」

この姿勢は、仏教でいう“空”、ヨーガ哲学での“プルシャ”、そして量子論の観測者の役割にもつながります。
自分の感情や反応を一歩引いて見つめる(俯瞰)。

「これは宇宙にとって進化に資するか?」と問いながら選択する、
このような態度は、エゴからの創造を防ぎます。



🔷【3】“利他性”と“共感”を意識の中心に置く

利己的意識は、進化の方向から分離していきます。
利他的意識は、宇宙の全体性(ホログラムの調和)と共鳴・共振します。
これは地球生命全体が進む“統合”の流れと一致します。


💎まとめ

私たちが何を観測し、何に意識を向けるかが、とても大切です。

何に意識を向けるかが現実を形作っているからです。

量子論的には観測行為、自分の見るもの、選び方次第で主観的現実が変わるという風に考えることができます。

日々何に注意を向け、どのような情報を取得し、どのような解釈をするかが、私たちの現実を決定している可能性があるということです。

ネガティブな情報ばかりに注目するのか、ポジティブな可能性や希望に目を向けるのか、その選択自体が、私たちの現実を形作るので、

何を観測し、何に注意を向けるかを、もっと意識的に選択する必要があります。

宇宙は、愛と進化という方向性で流れています。

意識の発動が、その方向と一致するとき、

現象もまた、美しく調和した形で現れます。

意識は単なる個人の内面ではなく、宇宙との対話の入口でもあるのです。

それをどう使うかで、現実の質も、未来も変わります。

私たちが「参加型宇宙」の参加者として、「It from Bit 」を正しく選択し、行使することは、

愛の体現者(個)が、宇宙(全体)と対話し、個と全体が融合・調和し、ともに進化していくことになります。

 

2025-06-20 18:20:00

真実を観る「眼力」47 利他と利己6  地球の進化、 人間の進化

人間は身体、脳を発達させ、地球においては万物の霊長と言われる進化を遂げましたが、知能や知識を発達させた割りに、それに比べて意識の進化は遅れているようにも思われます。

利己的な人々によりグローバリズム社会が作られ、支配階級的な経済格差がピラミッド構造のような主従関係を作り出し、いまだに戦争して殺し合う、、、、!

 

■ 宇宙や地球の進化過程とは物質的な進化ばかりでない

人類は確かに、テクノロジー、脳の発達、知識の蓄積という面では驚異的な進歩を遂げましたが、それに比例して「意識」や「共感力」「精神的成熟度」が進化したかというと、、、、?

【🌏 地球=生命体としての意識構造】
地球をただの「物体」「資源の集合」ではなく、ひとつの知性と意識をもつ存在=母体=ガイア(Gaia)として見る視点は、古来の先住民文化や東洋思想、そして近年の環境哲学・システム理論でも再評価されています。

「人間は地球の一部であり、地球は宇宙の一部である」

この視座に立つなら、人間という“個”の中にも地球の意識が宿り、さらに宇宙の進化的意図が反映されていると見ることができます。つまり、人間の意識の方向性=地球(さらには宇宙)の“子としての在り方”が問われているのです。

例えば、ヒンドゥー哲学に「アートマンはブラフマンである」という教えがあります。

アートマン(人間の内面的な本質、真の自己)がブラフマン(宇宙の根本的な実体)と同じであるとされています。この考え方は、個々の存在(アートマン)が宇宙全体(ブラフマン)と一体であることを示しています。

アートマンを理解し自己の本質を探求することは、ブラフマンという宇宙の根本的な実体を理解するための道とされ、つまり、自己の本質を知ることで、宇宙の本質を知ることができると考えられています。

 

■ 地球の進化過程、唯心的観点から見る宇宙と地球の進化方向とは

唯心論、特に「意識が宇宙の根源である」とする考え方(量子意識論や東洋哲学におけるアートマン・ブラフマン論など)から見ると、

宇宙や地球の進化には以下のような“内なる方向性”があると考えられます:

 

1. 統合へ向かう流れ

宇宙は、混沌から秩序、分離から統合、個から全体へ向かう“自己組織化のプロセス”を持っているように見えます。

銀河、生命、神経系、社会もすべて「結びつき」「共鳴」へと進もうとする傾向があるからです。

2. 多様性と共生の調和

生命の進化もまた「生き残り競争」だけではなく、「相互依存」「共生」こそが多くの種の発展を支えてきました。

地球生命圏はネットワーク的・有機的な統一体であり、人類もその一部に過ぎません。

3. 内面世界の開花

特に人類には「自己反省」や「メタ認知(自分の思考や行動を客観的に捉え、それを認識・理解し、コントロールする能力)」、すなわち自己の内面と向き合う力があるのは、物質的進化には見られない“心の深化(進化)”です。


■ 現人類の意識は地球進化の方向性と合致しているか?

現代文明(物質社会)の飛躍的な発展と、人類意識の進化との間には大きなギャップを感じます。

この進化の非対称性——「物質と意識の成長のギャップ」——が、まさに現代社会が抱える根源的な問題だと考えられます。

特にグローバリズムによって、経済と支配構造が肥大化し、利他的な価値観が押しやられたのはその典型です。

 

地球の進化は、持続可能性と相互関係による均衡に向かう一方、

現代社会は消費・搾取・対立・支配・分断といった「短期的利益」「利己性」に基づいており、

現在の人類の在り方は、地球の自然な進化プロセスとは逆行しているように見受けられます。

つまり、知性は進化したが、意識の方向性が地球の調和とはズレている!

 

    宇宙・地球の進化的ベクトル    現代人類の主流意識
    共生(Symbiosis)    支配・搾取(Domination)
    調和(Harmony)    分断・分裂(Division)
    拡大・成長(Expansion)    縮小・閉塞(Contraction)
    利他(Altruism)    利己(Egoism)
    多様性の統合(Unity in Diversity)    単一支配の均質化(Uniformity)

 

このように、人間の今の社会構造・経済システム・意識構造は、母体である地球の意図と明らかに逆行しています。

 

■ 人類は地球の進化の潮流に乗れるのか?

「意識の進化」そのものに問いを投げかける人々が世界中で増えつつあり、ヨガ、瞑想、東洋思想、マインドフルネスなどスピリチュアル的傾向が西洋でも広まりつつあります。

持続可能性、エコロジー、共生社会を模索する動きが次世代に出始めており、科学でも、意識の本質や非物質的リアリティ(量子意識や場の理論)に関心を向けてきています。

これらは、地球の進化と人類の意識が再び“同期”しようとしている兆しとも言えます。


■  真の進化とは? 「意識の方向転換」

人間の本当の進化は、テクノロジーの発展でも、知識の集積でもなく、「意識の方向性が、宇宙と同期すること」にあります。

つまり:

支配から共生へ

 

搾取から分配へ

 

分断から調和へ

 

競争から協調へ

 

消費から循環へ

 

対立から平和へ

 

利己から利他へ


これは決して理想論ではなく、宇宙の大きな潮流に同調することが、長期的な生存と繁栄の必然条件なのです。

真の意味で進化とは、“宇宙の法(ダルマ)”に従い、そこに心と行動を調和させることであると感じます。

■ まとめ

<🔁 現代は転換点?>

今、私たちは、ちょうど分岐点に立たされているのかもしれません。人間の“自我”が切り離された幻想から目覚め、本来の自然・地球・宇宙とのつながりを思い出し、人間が「"🌏地球の子”」であるならば、子が成熟し、親の意図を理解し、愛と調和の方向へ進化する時が来ているのではないでしょうか。

そして、その道を照らす人々が、古い価値観を崩壊し、新しい意識へと目覚める時が来ているのではないかと、、、。

ひとりひとり、真の自己(アートマン)への「問い直し、再方向づけ」による、地球・宇宙の本質(ブラフマン)との同期・再接続により、「"🌏母なる地球”」への再回帰の時なのかもしれません。

 

「愛とは、“調和へ向かう意識”のこと」

 

地球の進化と愛の同期

地球の進化と愛.jpg

 

 

 

2025-06-15 18:00:00

asa Health Information 身体バランスの整え方、、、 歩く瞑想で身心を整える 2025.6月号 ②

<身体の連鎖>
足部の変形(扁平足、外反母趾など)や骨盤の歪み、体幹の捻れがあると、左右で身体の使い方に差が生じ、歩行時に一方へ身体が流れることがあります。

これを身体連鎖(運動連鎖)ともいい、1つの関節の動きや異常が隣接する関節の動きに影響を与え全身に波及して行くため、足からの異常や変形が隣接する膝関節→股関節→骨盤→背骨(体幹)→頭(脳)へ次々と影響を及ぼし、全身へと負の身体連鎖を波及させ、全体に悪影響を及ぼし身体のバランスが崩れます。

 

<例えば、右足の内反変形の場合>:

足部の内反変形は、単なる足の問題にとどまらず、下肢、骨盤、体幹、さらには肩や頭部にまで影響を及ぼす全身性の問題です。この連鎖は、身体がバランスを保とうとする代償作用の結果として生じ、各部位に過剰な負担や機能不全を引き起こし、全身の身体バランスが崩れます。

 

<右足部の内反変形からの身体連鎖と代償作用の流れ>:
 * 足部(右): 足部の内反、足底の外側縁に体重が乗りやすくなります。(身体連鎖の起点)
 * 足部(左): 右足部の内反を代償し、バランスを取るために、過剰な回内を起こすことがあります。これにより、扁平足のような状態になる可能性があります。

  ⏬
すね(下腿):
 * すね(右): 脛骨の外旋。(外へ捻れる)
 * すね(左): 脛骨の内旋。右足部の内反による傾きを代償し、バランスを取ろうとします。

  ⏬

膝:
 * 膝(右): 膝関節の外反(X脚傾向)。膝が内側へ曲ります。
 * 膝(左): 膝関節の内反(O脚傾向)または過伸展(反張膝)、膝が外側に倒れます。

  ⏬ 
股関節:
 * 股関節(右): 股関節の内旋。股関節が内側へ捻れます。
 * 股関節(左): 股関節の外旋・外転。股関節が外側へ捻れます。

  ⏬
骨盤:
 * 骨盤(右): 骨盤の挙上・後傾。骨盤が右側に引き上げられ、右下肢が短く感じられることがあります。
 * 骨盤(左): 骨盤の下降・前傾。右側の骨盤の挙上を代償し、骨盤が下がり前に倒れ、骨盤全体のバランスを保とうとします。

  ⏬

体幹:
 * 体幹(右): 脊柱の側弯(右凸)。骨盤の右側挙上に伴い、脊柱が右側に湾曲します。
 * 体幹(左): 脊柱の側弯(左凹)。右側の脊柱の湾曲を代償し、体幹が左側へ倒れバランスを保とうとします。
    ⏬
肩:
 * 肩(右):右肩が下がり、内側に巻き込まれるような姿勢になります。
 * 肩(左): 左肩が上がり、右肩の下制を代償し、肩の高さのバランスを保とうとします。

  ⏬
頭部:
 * 頭部: 傾斜(右側屈)と回旋(左回旋)。肩のアンバランスや脊柱の側弯を代償し、頭が右に傾きます。


【足部内反変形からの身体連鎖と代償作用】

 

身体連鎖.jpg

 

 <足の変形と骨盤・姿勢への影響>

足の外反変形や前足荷重タイプは、骨盤が前へ倒れるため骨盤前傾へ身体連鎖し、背骨は反り腰となり腰骨が前方へ、背中が後方へ突出する、いわゆる出っ尻、出っ腹、鳩胸体型へ身体連鎖します。

足の内反変形や後足荷重タイプは、骨盤が後へ倒れるため骨盤後傾へ身体連鎖し、さらに背骨は猫背(背中の後方弯曲)へと身体連鎖します

 

【足の外反変形から骨盤が前傾し反り腰】  【足の内反変形から骨盤が後傾し猫背】

 

 

足部だけでなく、骨盤のゆがみや腰痛、右利きなど(手足の負担が大きい側)、視覚・聴覚の左右差なども、歪み部位、機能低下部位などを起点とし、隣接する関節に身体連鎖して、身体がバランスを保とうとする代償作用により負荷や歪みが生じ、全身へと負の身体連鎖が波及し、左右半身のバランスが崩れてしまいます。

各部位からの身体連鎖と左右バランスの崩れ
起点部位 崩れの影響 結果としての左右差例
足部の変形 骨盤の回旋 上半身のねじれ/肩の高さの差
骨盤の歪み 体幹の回旋 歩行の左右差・反対側への重心逃避
手の使い過ぎ 背骨の傾き  股関節・膝・足の負担差
視覚・聴覚の左右差 頭部の傾き 重心の偏位・頸部のはり

 

では、身体連鎖の起点となる歪み部位、機能低下部位などを効果的に修正し、負のスパイラルをを止め、且つ、左右・上下半身をバランスよく整えるには、どのような修正・修復を身体に与えればよいでしょう?(セルフで!)

 

<正常な歩行(歩容)とは>

正常な歩行(歩容)は、

①かかとのやや外側から接地し、

②足部を内側にひねりながら

③母指で蹴り出す歩行です。

 

<正しい歩行を脳に再学習させ身体を整える>

つまり、歩行練習による足部から始まる身体の正しい使い方(「足圧のかかり方」:左右の足圧が同じようにかかる感覚)を意識的に整えることによって、歩行の左右差を改善し、歩行時に左右をバランスさせ、直進させるために左右を均衡させる歩行練習で、身体全体の連鎖(キネティックチェーン)を整える歩行練習を行い身体を整えます。

 

流れ:

「足部の初期接地(踵外側)」から

「蹴り出し(母趾球)」に至る過程での荷重移動パターンの対称性を、

正しい感覚情報として「脳が再学習し直すこと(感覚運動再教育)」により、

体幹・骨盤・上肢・下肢の連動性が改善され、

身体が整えられます。


■ 理論的背景

身体の連鎖と歩行の左右差

足部の変形(扁平足、外反母趾など)や骨盤の歪み、体幹の捻れがあると、左右で身体の使い方に差が生じ、歩行時に一方へ身体が流れることがあります。

これは「足部の初期接地(踵)」から「蹴り出し(母趾球)」に至る過程での荷重移動パターンの非対称性が影響します。

脳が正しい感覚情報を学習し直すこと(感覚運動再教育)により、体幹・骨盤・上肢・下肢の連動性が改善し、左右バランスのとれた歩行が可能になり、足部からの正しい身体連鎖により身体が整います。

■ 意識すべき歩行のポイント

1. 踵の外側で接地

踵の外側で接地し、足部を内回しさせながらスムーズに重心が移動することで、内側アーチを活用できる。

2. 中足部(拇趾球)で地面をしっかり捉えて蹴り出す

拇指球(ぼしきゅう)は、足の親指の付け根部分にある膨らんだ部分を指し、親指の付け根あたりで蹴り出します。
小趾側ではなく、拇趾球で蹴ることが重要。

3. 左右同様に「足圧の流れ」を感じる

片側が弱い・短いなどの感覚があれば、非対称の証拠。

  

■ 左右均衡の歩行を促すエクササイズ・意識付け

① 足部の感覚入力トレーニング

  • タオルギャザー(足指でタオルを手繰り寄せる)



  • ゴルフボール・テニスボールで足裏マッサージ


(足底筋膜・内側縦アーチへの刺激を入れることで、足部の感覚が高まります。)

 

② 歩行の重心移動の再学習(裸足で床の上で行うのがおすすめ)

  •  スローモーション歩行


一歩一歩、以下の感覚を確認しながら歩く、

踵の外側 → 小趾側 → 拇趾球 → 蹴り出し、

両足で同じ動きを意識して確認、

  • ミラー歩行

鏡の前で歩き、左右の肩・骨盤・膝の動きを視覚で確認

 

③ 片脚立位トレーニング(バランス能力の強化)

鏡の前で左右30秒ずつ、

骨盤の左右差に注意、

可能であればクッションの上でも行う(固有感覚刺激)、

 

④ 上半身と下半身の連動性を高めるエクササイズ

  • クロスモーション(右手・左脚、左手・右脚の交互動作)

四つ這いから手と反対の脚を同時に伸ばす → 体幹の安定と連動強化

 

【Hand-knee 主に体幹インナーマッスル(脊柱起立筋、多裂筋、腹横筋)をターゲット(60秒×左右2セット)】



  •  骨盤ウォーク(座って前後左右に骨盤を動かす)

骨盤の可動性と中心軸の再認識

 

⑤ 意識づけの工夫

  • 口でカウントしながら歩く(意識の集中を維持)
  • 動画撮影して自己観察:客観視が脳の学習に有効

 

■ 補足:理想の歩行への「脳の再学習」は反復が必要

最初は意識してやらないと難しいが、繰り返し実行することで脳が「正しい感覚運動パターン」を新たに記憶します。

すると次第に無意識でもバランスよく歩けるようになります(神経可塑性)



<まとめ(身体)>
「足部の感覚入力 → 歩行時の荷重パターンの再学習 → 体幹・骨盤の捻れ修正 → 歩行の左右バランス改善」という流れは、

身体連鎖(キネティックチェーン)=「身体の各部位が連動して動くことにより、効率的で滑らかな動作が生まれる」を、

正しい歩行を行うことで、脳に正しい動きを再学習させ、

効果的・効率的に身体をバランスよく整える歩くエクササイズです。

 

<総まとめ(身・心)>

身心相関(しんしんそうかん)とは、身体と心(精神)の相互関係を指す考え方で、身体の状態が心の状態に影響を与え、逆に心の状態が身体に影響を与えるという考え方です。この原理は、伝統的な治療法(例えば、アーユルヴェーダや気功など)においても重要な役割を果たしています。
身心相関の原理は、身体と心が密接に関連していることを示しています。

身体を整えることで心も整い、逆に心を整えることで身体の健康も促進されるという相互作用が存在します。このため、身体的な健康を意識することは、精神的な健康を維持するためにも重要です。

前回に話したようにヒトの脳構造から、脳には旧脳🧠(運動脳「行動=出力」)⇒大脳新皮質(感じる脳「感覚(理解)=入力」)という方向(出力⇒入力)の優位性があります。

つまり、身体を運動(出力)によって身体をバランスよく整えることは、心もバランスよく整えられる(入力)という相関性を、先賢は説いています。

 

これは正に、体現することで、心を整える、歩く瞑想法でもあります。

🚶🚶🚶............

 

2025-06-10 18:57:00

asa Health Information エネルギーのバランスと循環 2025.6月号 ①

<人間のエネルギーバランスとは?>

エネルギー保存の法則や等価性の法則では入力と出力(+損失を含む)のエネルギーバランスは常に等しいとされますが、

「人間のエネルギーバランス」となると、

人間のエネルギーは、

生理的なエネルギー(食事から得られるカロリー、睡眠、運動など)と、

心理的なエネルギー(感情、ストレス、モチベーションなど)から成り立っていて、

これらは物理的なエネルギーとは異なり、定量的に測定することが難しい側面があります。

人間のエネルギーのバランスとは、単に入力と出力の等式ではなく、心理的な要因や環境、社会的な要因が複雑に絡み合っています。

例えば、過労すると「エネルギーが足りない」と感じる、

精神的ストレスで「何もしていないのに疲れる」など、

疲労やストレスは身体的なエネルギーばかりでなく、心理的エネルギーも消耗させ、

逆にリラクゼーションや楽しみは身心のエネルギーを回復させる要因となります。

このように、エネルギーの概念は、物理学と人間の生理・心理の両方では異なる側面を持つので、単なる数値的なエネルギーの計算だけでなく、心理的、社会的、環境的な要因を考慮する必要があるわけです。

 

エネルギー保存.jpg

 

エネルギー保存の法則は物理学的現象における法則であり、人間の身体や精神の営みにそのまま当てはまるわけではありません。

では、人間における「エネルギー保存」とは?

物理的エネルギー保存のように常に総量が一定ではなく、回復と消耗を繰り返しながら全体的な調和を取ることが人間における“エネルギー保存”の本質です。

キーワードは:「無理せず、見える化し、自分に合ったバランスを設計すること」

 

エネルギーバランスのチェック

エネルギーバランスチェックリスト(週間版)を作り、エネルギーバランスを可視化できるようにしてみます。

「入力=エネルギー摂取」、「出力=エネルギー消費」と捉える。

 1. 入出力の可視化と意識化

まず、現状を把握することが第一です。

✅ 入力(インプット)の例:

  • 食事(栄養バランス、量、時間)
  • 睡眠(質と量)
  • 休息(趣味、リラックス時間)
  • 人間関係(安心感やサポート)
  • 自然との接触(散歩、日光浴)


✅ 出力(アウトプット)の例:

  • 仕事(肉体的・精神的労働)
  • 家事、育児
  • 運動
  • 人間関係(感情のコントロール、気を使う、共感などによる消耗)
  • 情報発信やコミュニケーション

これらを日記、アプリ、簡単な記録で見える化すると、自分のエネルギーの偏りが客観視しやすくなり、これを知ることで、「万人向けの健康法」ではなく、自分仕様のエネルギー管理が可能になります。

 

✅ エネルギーバランスチェックリスト(週間版)

🔹 1. 入力(インプット)項目

それぞれの項目に 0〜3 の点数をつけてください
(0=ほぼ無し、1=少し、2=まあまあ、3=十分)

項目
🍴 栄養バランスの良い食事をとった
🌧  水分をしっかりとった
😴 質のよい睡眠がとれた
🌞 心身が休まる時間を持てた
💬 気分がよくなる交流をした
🌿 自然とのふれあいがあった


🔸 2. 出力(アウトプット)項目

こちらも 0〜3 点で記録します
(0=していない、1=少し、2=適度、3=過剰)

項目
💼 仕事・学習をした 
👶 家事・育児・用事をこなした
🏃‍♀️ 運動・身体活動をした
🗣  誰かとたくさん話した/関わった
💢 感情を抑える、気を使う、共感など感情的出力があった                       
📱 テクノロジー消耗(PC作業、スマホ操作、SNS)

 

(印刷用)

pdf エネルギーバランスチックリスト.pdf (0.07MB)

 

🔄 3. 振り返り(週末にチェック)

  • 一日の「入力」と「出力」の合計点が大きくズレている日はありましたか?
  • 「出力」だけ高得点(出力過剰)が続いていませんか?
  • 自分が疲れているのに「回復」のための行動がとれていない日がありましたか?
  • 一番バランスが取れていた日はいつでしたか?なぜ?


📌4. 活用のポイント

  • 合計点の「見える化」で自分の傾向がつかめます。
  • 日々の入力と出力の合計ポイントが均衡するように心掛けます。
  • 出力が続いた週は、翌週に意識して入力(回復)を増やします。
  • 日々の「0点の項目」を優先的に改善していくと、バランスが整っていきます。
  • 週に1回は完全オフデー、呼吸法、瞑想、自然との接触で副交感神経優位を作ります。

 

🔁 5. 定期的な見直しと調整

  • 毎週・毎月、自分のエネルギーバランスを見直す
  • 「今月は出力が多かったから、来月は入力を重視しよう」
  • 目標達成よりも継続とバランスを最優先                                             

 

<東洋医学「五大元素:地水火風空」でのエネルギーバランス>

【🌱五大元素とは?】

ヨーガやアーユルヴェーダなどインドの古くからの教えでは、

この世界に存在するすべてのもの、

目に見えるものも、

目に見えないものも、

全てのものは5つの元素から成り立っているという概念があります。

五大元素(ファイブエレメンツ)、

その5つとは

  • 地(プルッティヴィ)
  • 水(アパス)
  • 火(アグニ)
  • 風(ヴァーユ)
  • 空(アーカシャ)

 

私たちの肉体もこの5つの元素から成り立っていると考えられます。

五大元素(Pancha Mahabhutas)
アーユルヴェーダでは宇宙に存在するすべての物質(私たち人間も含め)は、以下の5つの元素から構成されていると考えます。

五大元素 構成 身体・精神の対応
地(Earth) 安定、構造。重さ、硬さ、粗さ

身体の骨格を成している骨や筋肉は土台となる

構造   骨・筋肉・安定感、グラウンディング

水(Water)     結合、流動性。冷たさ、重さ、なめらかさ  

肉体に水の性質を与え、動きや流れを作り出している   

感情   血液・リンパ・滑液・感情・柔軟性

火(Fire)

変容、熱、代謝。熱さ、鋭さ、軽さ

動きを与えるためのエネルギーを作り出す

変換   代謝・消化・吸収・排泄・情熱・思考

風(Air)

動き、流動性。軽さ、乾き、冷たさ

エネルギーを燃焼させるための酸素に関わる

循環   神経・呼吸・運動・コミュニケーション

空(Space) 空間、広がり。軽さ、乾き、粗さ 

これら4つの要素が決められた場所に存在するカラダと言う空間そのもの  

意識   精神性・創造性・静けさ・潜在意識

これら五大元素は、単体で存在するのではなく、常に相互に影響し合い、結合して多様な物質や現象を生み出しています。

これらの5大元素の組み合わせのバランスにより

3つの体質=「ドーシャ」が現れます。

この3つのドーシャをトリドーシャといい(トリ=3+ドーシャ=体質)、

3つのドーシャには、(ヴァータドーシャ、ピッタドーシャ、カパドーシャ)があります。

個々人の体質(プラクリティ)や健康のバランスに影響します。

 

<トリドーシャ(体質のエネルギー)>

トリドーシャは、それぞれ異なる五大元素の組み合わせによって成り立っています。

これらのトリドーシャは、私たち一人ひとりの生まれつきの体質(プラクリティ)を決定し、また日々変化する心身の状態(ヴィクリティ)にも影響を与えます。

健康を維持するためには、これらのドーシャのバランスを整えることが重要であるとアーユルヴェーダは説きます。

 

【トリドーシャ(Tridosha)と五大元素の関係図】

ドーシャ 構成元素    特性 身体機能 バランスが崩れると
ヴァータ          空 + 風 動き・乾燥・冷・不規則・粗さ 呼吸、血液循環、神経伝達、排泄、思考など、身体のあらゆる動きに関わる 不安、不眠、便秘、関節痛、乾燥肌など
ピッタ 火 + 少量の水 熱・鋭さ・軽さ・滑らか・変換・消化 消化、代謝、体温調節、視覚、知性など、変容に関わる 胃酸過多、肌トラブル(炎症)、イライラ、発熱など
カパ   水 + 地 重・冷・安定・粘着・構造 身体の構造、結合、潤滑、免疫、体力など、安定と維持に関わる むくみ、体重増加、鼻炎、無気力、憂鬱など

 

【人の生まれつきの体質(プラクリティ)と体の特徴】

あなたの体質は? (What is your constitution?)

ドーシャ体質

体の特徴

生まれつきの体質(プラクリティ)

ヴァータ体質        

俊敏・活発     

すばやく軽快

傷の治りが速い

 

ピッタ体質

快食、快便

体が軟らかい

皮膚が輝く

 

カパ体質      

体力・持久力がある     

体格がよい

よく眠れる

 

 

<東洋医学 × 自然療法 エネルギー調整方法チャート>

(五大元素(地・水・火・風・空)に基づく 身体・心・環境のバランスを整える方法)

*例えば、便秘気味なら、体内に水元素が過剰のサインなので、水の項目の調整方法や食・行動療法を試みます。

要素 キーワード 乱れのサイン 調整の方法(自然療法) 食・行動の例
地 🌍 安定・根・重さ 不安感、注意散漫、グラつき 感、消化不良 裸足で土を歩く、山・庭に触れる、落ち着いた環境 根菜(ごぼう、にんじん)、ストレッチ、太極拳
水 💧

感情・流れ・柔軟性   

むくみ、抑うつ気分、涙が出ない、便秘 水辺で過ごす、入浴、感情を受け入れる   スープ、海藻類、水をよく飲む、泣く
火 🔥 活力・変化・代謝 怒りっぽい、眠れない、ほてり、過緊張  朝日を浴びる、キャンドル瞑想、焚き火を眺める 辛味少なめの温野菜、太陽のリズムに合わせた活動
風 🌬 呼吸・動き・流通   呼吸が浅い、言葉が出にくい、疲れやすい 深呼吸、風を感じる散歩、風通しの良い部屋 葉物野菜、軽めの運動、アロマテラピー(ミント系)
空 🌌 空間・静けさ・意識  思考過多、不眠、神経過敏、孤独感 瞑想、空を見上げる、自然の音を聞く 断食・沈黙の時間、アート・内観、静かな音楽 

 

<電磁波蓄積によるエネルギーバランスの崩れと身心への影響>

【電磁波が脳・身体・精神に及ぼす影響(現代科学の視点)🧲】

私たちは日常的に、スマホ、PC、Wi-Fiルーターなどから発生する電磁波(EMF)に曝露されています。これらは主に「非電離放射線(low-frequency EMF)」に分類され、長時間・高密度曝露には懸念が存在します。

【報告されている主な影響⚠️】

(身体・精神領域 影響や症状の例)

脳神経系   集中力の低下、頭痛、不眠、記憶力の低下、めまい
睡眠 メラトニン分泌の低下→眠りの質の悪化
精神・情緒           イライラ、不安感、慢性的なストレス反応
自律神経 交感神経優位(常時緊張)→副交感神経が働きにくくなる
細胞レベル 一部の研究でDNA損傷や酸化ストレス、カルシウムイオン異常が指摘されている

 

<アーシング(グラウンディング)とは? どのように電磁波をリリースするのか?>

アーシング(earthing, grounding)とは、人体が直接地球(地面)と物理的に接触することで、体内の電荷を中和・放電する健康法です。

 

【基本的な考え方】

人体は、日々の生活で静電気や微弱な電気的負荷を帯びる。

地面(土や水など)に裸足で触れることで、地球の自由電子(マイナス電荷)とつながり、電位が均等化され、体内のプラスに偏った電荷(酸化ストレス)が中和される。

【アーシングの効果とされるもの🔋】

効果 メカニズム
睡眠の質の改善 コルチゾールリズムが安定する
炎症の軽減 自由電子が活性酸素を中和(抗酸化作用)
自律神経の調整  緊張を和らげ、副交感神経を優位にする
ストレス軽減・精神安定 「自然との接触」自体が心身を整える働き

 

【アーシングの実践方法】

  • 裸足で地面に立つ(芝生、砂浜、土の上など)※30分以上が推奨

 

  • 川・湖・海に足をつける

 

  • アーシングマットやシーツを使い、人工的にアース接続する

 

  • 自然の中で瞑想、呼吸法を行う(地に足をつける感覚)

 

【自然の中で電磁波・ネガティブエネルギーをリリースする方法】

地(グラウンディング)

土や岩を触れる、裸足で歩く、山に登る

重心を下に落とすようなヨガ・太極拳の動き

 

水(浄化と再生)

雨の音、滝の音などの水の音に身を委ねる

泣くことも感情の浄化になる

川、湖、海ですごす

 

火(再活性)

朝日を浴びる、たき火を見る

活力のある音楽、激しい運動

 

風(呼吸と流れ)

風を感じる場所で深呼吸

呼吸法(丹田呼吸、腹式呼吸)

 

空(沈黙・瞑想)

空を見上げる、広がりを感じる

自然の中で瞑想、無音の時間 

 

【結論:エネルギーの再調整のためにできること】

  • 電磁波を「避ける・減らす」:Wi-Fiの夜間オフ、Bluetoothの常用制限など
  • 科学と直感のバランス:現代医学と自然知の双方を柔軟に活用
  • エネルギーの循環を意識:食・呼吸・睡眠・感情の流れを止めない
  • 自然と再接続:アーシング、森林浴、山・水とのふれあい

     
『🌱 実践のコツ(バランス調整のためのステップ)』

 1. 自分の乱れた要素を知る

最近、特に感じやすい不調や気分を自己観察

「火が過剰」「水が不足」など気づくことからスタート

✅ 2. 1日1要素で自然と接続する

朝:火(朝日)/昼:風(呼吸)/夕:水(入浴)/夜:空(瞑想)

習慣化がポイント

✅ 3. 五感でエネルギーを取り入れる

視覚:緑や水の風景

聴覚:小鳥の声、せせらぎ、風

触覚:木の幹、砂利、土

嗅覚:森の匂い、自然のアロマ

味覚:旬の食材、自然な味付け

 

関連リンク:本宮山 789m アーシングと五大元素の入力山行

 

五大元素瞑想2.jpg

 

 

2025-06-02 19:50:00

真実を観る「眼力」46 利他と利己5 ヤマ・ニヤマの実践、"サットヴァの時代"に向けて

「ヤマ=外向き出力」、「ニヤマ=内向き入力」が方向性をもっいることは前述した通りですが、人の脳構造を見ると、脳の進化的発達過程において、脳幹・小脳(運動制御)→大脳辺縁系(感情)→大脳新皮質(認知・感覚)の順に進化したことは広く知られています。

これは「まず動く・生きる・反応する=出力系」脳幹・小脳(運動制御)が基盤にあり、後から「感じる・考える・抽象化する=入力系」大脳辺縁系(感情)・大脳新皮質(認知・感覚)の能力が乗ってきたことを意味します。つまりヒトの脳構造からは、「行動=出力」⇒「感覚(理解)=入力」という方向性の優位性が示唆されます。

 

kioku8.jpg

 

この方向性の優位性をヤマ・ニヤマにあてはめてみると、「ヤマ=外向き出力」を遵守することから行ったほうが、「ニヤマ=内向き入力」が身に付きやすいのでは!?という仮説が生まれます。

 

<出力⇒入力の方向性が優位となる根拠>

 1.運動(出力)から感覚(入力)への発達
脳幹・小脳(運動制御)→大脳辺縁系(感情)→大脳新皮質(認知・感覚)の順に進化した。この構造は、「行動/出力→感覚(理解)/入力」という方向性の優位性を示唆します。

2.身体運動は神経可塑性(神経の再編成)を強く促す
ヨガや書く・話すなどの(アウトプット/出力)は、脳回路を再構築(インプット/入力)しやすい。

3.出力(発話・書く・身体表現)を伴うと入力(記憶定着率)が高まる
いわゆる「アクティブラーニング」:知識の深化と自己理解を促進する、「プロダクション効果」:読む・聞くより「話す・書く」ことで記憶定着が強化される。

アクティブラーニングは、学習者が受動的に情報を受け取るのではなく、積極的に参加し、考え、議論し、問題を解決する学習方法です。自分で情報を出力することで、脳がその情報をより強く記憶します。

プロダクション効果は、情報を単に受け取るよりも、自分でその情報を生成(出力)することで、記憶の定着が向上する現象です。例えば、単語を声に出して読む、書く、または他者に説明することで、記憶が強化されます。

アクティブラーニングやプロダクション効果は、出力系からの学習が習得を促進する理由を示しています。自分で情報を生成し、他者と共有することで、深い理解、記憶の定着、批判的思考の促進、エンゲージメントの向上が実現されるなど、効果的に知識を習得し、実生活に応用することができるようになる学習法です。

 

記憶の仕組み

 記憶.jpg

 

 

関連リンク:出力からの勉強法・・・感性を磨く12

 

 

4.東洋思想
行動(業/カルマ)を重視。内面の浄化は、まず「身口意(三業)」のうち、「身(行動)」と「口(言語)」の制御から始めることが基本とされる。

 

(まとめ)

脳構造の進化(出力→入力)から見ても、行動(ヤマ)を起点とした方が自然で習得しやすい。

記憶・学習・信念形成など多くの心理プロセスでも、「行動→認識」の順が機能する。

ヤマの行動を繰り返すことが、結果としてニヤマ(内面の浄化)を育てる土壌となる。

よって、「ヤマ→ニヤマ」の順序性は脳科学・心理学・教育学的にも理にかなっている。

 

<ヤマ→ニヤマの順序性は合理的か?>
● 外的倫理(ヤマ)の実践が内的規律(ニヤマ)を促す
例えば、「アヒンサー(非暴力)」や「サティヤ(正直)」などのヤマは、対人関係の中での具体的行動(出力)として実践されます。これが繰り返されることで、徐々に内面的な浄化(シャウチャ)、満足(サントーシャ)といったニヤマ的な心の傾向が育ちやすくなります。

行動心理学でも、「行動が感情や信念を変える」という逆転の認知的不協和理論が存在します。「自分が非暴力的な行動をしている」という事実があると、内面的にも「非暴力的であろう」と自己イメージを整合させるように働きます。

つまり、「まずヤマを行動で実践することで、ニヤマ的な心の状態が後からついてくる」という構造は、神経科学・心理学的にも十分根拠があります。

 

<「行動(出力)→内面(入力)」の順序による精神的な変化と成熟>

ヤマとニヤマの各項目を「行動(出力)→内面(入力)」という視点で、どのように内面の成熟へと繋がるのかを一つずつ見ていきます。

ヤマ(外向きの行動規律)→ ニヤマ(内向きの精神規律)

① アヒンサー(非暴力) → シャウチャ(清浄)

行動: 暴力的な言動・思考を意識的に避ける。虫を殺さない、人を怒鳴らない、批判を控える。

結果する内面: 自他を攻撃しない環境に身を置くことで、内面的な怒りや憎しみが徐々に鎮まり、心が澄んでくる(=内面の清浄=シャウチャ)。また、平和的な態度は他者からも信頼を呼び、自他ともに穏やかな空気を保てる。

② サティヤ(正直・誠実) → サントーシャ(知足・満足)

行動: 嘘をつかず、誠実に振る舞う。小さな場面でも自分の真実を生きる。

結果する内面: 他人と比べたり、見栄を張ったりする必要がなくなり、自分自身をあるがまま受け入れやすくなる。これがサントーシャ(足るを知る)につながる。

③ アステーヤ(不盗) → タパス(鍛錬)

行動: 物理的な盗みはもちろん、時間・労力・アイデアなど他者のリソースを奪わないように意識する。

結果する内面: 自分の内から満たそうとする姿勢が育ち、努力する姿勢(=タパス:鍛錬、自己規律)へと向かう。何かを「得よう」ではなく「磨こう」という方向性になる。

④ ブラフマチャリヤ(禁欲・エネルギー管理) → スヴァディヤーヤ(学習・自己探求)

行動: 性的な放逸や感覚的快楽の過剰追求を抑え、エネルギーを自分の成長に向ける。

結果する内面: 欲望による外界への拡散が抑えられるため、集中力が高まり、自己内観や学習(スヴァディヤーヤ)が自然と深まる。身体的・感情的エネルギーが知的・精神的成長に向かう。

⑤ アパリグラハ(不貪:所有への執着を捨てる) → イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への明け渡し)

行動: 物・関係・成果などへの「所有」や「執着」を手放す努力をする。

結果する内面: 「自分のもの」という感覚が薄れると、人生の流れをコントロールしようとする欲が減り、手放し・信頼(イーシュヴァラ・プラニダーナ)が深まる。他力に任せる謙虚さが育つ。

✅ 全体的なまとめ(図式化)

ヤマ(出力・行動)⇒ ⇒ ニヤマ(入力・精神の熟成)

アヒンサー(非暴力)⇒

行動: 暴力的な言動・思考を意識的に避ける。怒りをぶつけずに沈黙や距離を取る。例)人を怒鳴らない、批判を控える。SNSでの攻撃的発言を控える。

 

⇒シャウチャ(清浄)

結果する内面: 自他を攻撃しない環境に身を置くことで、内面的な怒りや憎しみが徐々に鎮まり、敵対感情が減り、内面の平穏・シャウチャ(清浄)を感じやすくなる。(内面の清浄=シャウチャ)。また、平和的な態度は他者からも信頼を呼び、自他ともに穏やかな空気を保てる。 

 

サティヤ(誠実)⇒

行動: 嘘をつかず、誠実に振る舞う。小さな場面でも自分の真実を生きる。例無理に良く見せない。都合よく話を曲げず、素直に「わからない」と言う。

 

⇒サントーシャ(知足)

結果する内面: 他人と比べたり、見栄を張ったりする必要がなくなり、自分自身をあるがまま受け入れやすくなる。これにより自己受容感が高まり、サントーシャ(知足)へとつながる。

 

アステーヤ(不盗)⇒

行動: 物理的な盗みはもちろん、時間・労力・アイデアなど他者のリソースを奪わないように意識する。例)ドタキャンしない。

 

⇒タパス(自己鍛錬)

結果する内面: 自分の内から満たそうとする姿勢が育ち、努力する姿勢(=タパス:鍛錬、自己規律)へと向かう。何かを「得よう」ではなく「磨こう」という方向性になる。

 

ブラフマチャリヤ(禁欲)⇒

行動: 性的な放逸や感覚的快楽の過剰追求を抑え、エネルギーを自分の成長に向ける。

例)スマホ・SNS・食欲・性欲などを意識的に「量・時間・質」をコントロールする。

 

⇒スヴァディヤーヤ(自己探求)

結果する内面: 欲望による外界への拡散が抑えられるため、 意識の明晰さ集中力が高まり、自己内観や学習(スヴァディヤーヤ)が自然と深まる。身体的・感情的エネルギーが知的・精神的成長に向かう。

 

 

アパリグラハ(不貪)⇒

行動: 物・関係・成果などへの「所有」や「執着」を手放す努力をする。例)不要な買い物をやめる。成果への執着を手放し、「やるだけやったら任せる」。

 

⇒イーシュヴァラ・プラニダーナ(信託)

結果する内面:「自分のもの」という感覚が薄れると執着心が弱まり、手放し・信頼(イーシュヴァラ・プラニダーナ)が深まり他力に任せる謙虚さが育つ。流れを信頼できるようになる

 

*ただし、これは「ヤマ→ニヤマ」の方が身につけやすいという話であって、逆が不可能という意味ではありません。

ニヤマ(例えばサントーシャ:知足)を内面的に深めることで、結果として他者への嫉妬や攻撃性が減り、アヒンサー(非暴力)が自然とできるようになるという逆方向のルートも実際にはあります。

つまり、双方向に影響し合うが、「習得しやすさ・アプローチのとっかかり」としては、ヤマ(行動)から始める方が有効であることが多いというのが結論です。

 

<実践的なポイント>

  • 最初からニヤマのような「内面の理想」を求めると挫折しやすいですが、ヤマという具体的な行動指針から入ると、日々の暮らしで「実践→フィードバック→自己変容」が起こりやすくなります。
  • ヤマを行動として継続するうちに、結果としてニヤマが「自然と宿ってくる」ようになるというのがヨーガの知恵です。
  • 完璧にやろうとしない、一つずつ試す。
  • 日常生活に取り込む:「仕事」「育児」「通勤」「人間関係」など日々の場面にヤマ・ニヤマを当てはめてみる。
  • 振り返りをする:「今日はどれが守れたか?守れなかったか?」と夜にジャーナリングする。

 

<ニヤマの実践(出力)により作用する心への影響(入力)>

ニヤマ

 

       具体的な実践例(出力)    ⇒                                                  

心への影響・深まり(入力)

シャウチャ

(清浄)

デスクや部屋を片づける。人間関係の毒を断つ。身体を清潔に保つ。 頭と心が整理され、判断力が上がる。執着や怒りも沈静化する。

サントーシャ

(知足)     

「今あるもの」を感謝の対象にする。日記で「今日の良かったこと」を書く。  比較癖が減り、幸福感・安定感が増す。

タパス

(鍛錬)

毎朝の運動、瞑想、内観など「ややきつい習慣」を継続する。 自信と自己制御感が育ち、挫折しにくくなる。

スヴァディヤーヤ

(学習)      

良書を読む。日記やジャーナリングで自分を観察する。 自己理解が進み、感情に振り回されにくくなる。

イーシュヴァラ・プラニダーナ    (信託)

意図を持って行動したら結果は手放す。成るようになる、と言える練習をする。

焦燥感・コントロール欲が減り、人生の流れに身を任せやすくなる。

 

<ヤマ・ニヤマを実践する意義>
現代社会は刺激が多く、内面的な安定を保つのが難しい時代です。ヤマ・ニヤマの実践は、情報過多・ストレス社会における「精神の羅針盤」となり得ます。


<ヤマ・ニヤマ 実践チェックリスト(週間ワークシート)>

ヤマ・ニヤマ チックリスト_01.jpg

各項目(ヤマ・ニヤマ)に対して、このチェックリストを使って、日々の行動や思考を振り返ることで、自己理解と成長や人間関係の改善に役立てることができます。各項目に対して、自分の行動を評価し、必要な改善点を見つけることが大切です。

【使い方】

①毎日2項目くらいを意識して実践する。もしくは、一週間で10項目(全部)ペースでも構わないので、日々、こつこつと続けることにより内観力を高め、心の成長、意識の拡大につながる。

夜or(朝)、簡単に振り返って ✔ を入れる。

 

アヒンサー(非暴力)

• 説明: 他者に対して暴力を振るわず、思いやりを持って接すること。⇒ • 振り返りの質問: 感情的にならずに話せた?

サティヤ(誠実)

• 説明: 真実を語り、誠実に行動すること。⇒ • 振り返りの質問: 本音で接することができた?

アステーヤ(不盗)

• 説明: 他者のものを盗まず、他者の時間や成果を尊重すること。⇒ • 振り返りの質問: 他者の時間・成果を尊重した?

ブラフマチャリヤ(節度)

• 説明: 欲望をコントロールし、節度を持った行動をすること。⇒ • 振り返りの質問: 欲望に飲まれずに選択できた?

アパリグラハ(不貪)

• 説明: 不必要なものを持たず、手放すことに挑戦すること。⇒ • 振り返りの質問: 手放すことに挑戦できた?

シャウチャ(清浄)

• 説明: 身体、空間、心を清め、整えること。⇒ • 振り返りの質問: 体・空間・心を整えられた?

サントーシャ(知足)

• 説明: 現状に満足し、感謝の気持ちを持つこと。⇒ • 振り返りの質問: 感謝できたことは?

タパス(鍛錬)

• 説明: 自己鍛錬や努力を続けること。⇒ • 振り返りの質問: 続けたこと・頑張れたことは?

スヴァディヤーヤ(学習)

• 説明: 自己学習や内省を通じて成長すること。⇒ • 振り返りの質問: 気づきや学びはあった?

イーシュヴァラ・プラニダーナ(信託)

• 説明: 自分を超えた存在に委ねること。⇒ • 振り返りの質問: 委ねられたことは?

 

*1日5分でも振り返る習慣が「内観」力💪をつくり、自己理解や自己成長、人間関係の改善に役立てることができます。

 

<ヤマ・ニヤマに基づいた呼吸法、瞑想法、内観法>

日々の行動や思考を振り返るチックリストに加味し、ヤマ・ニヤマに基づいた呼吸法、瞑想法、内観法もリスト化しました。これらの実践は、自己成長や内面的な平和を促進するために役立ちます。各呼吸法や瞑想法を実践する際には、心を落ち着け、意識を集中させることが重要です。定期的に実践することで、ヤマ・ニヤマのより深い理解と体験が得られると思われます。

💡 ポイント: 瞑想は正解を求めず、「気づく」だけでOK。途中で思考が浮かんでも、呼吸に戻ることが大切です。

呼吸法(出力) ⇒ 内観・自己への気づきや理解(入力)の促進!!

【ヤマに基づく実践】

1. アヒンサー(非暴力)

• 呼吸法: 深い腹式呼吸(リラックスし、心を穏やかにする)

• 瞑想法: 慈悲の瞑想(他者への思いやりを育む)

• 内観法: 自分の言動が他者に与える影響を振り返る

2. サティヤ(誠実)

• 呼吸法: 4-7-8呼吸法(4秒吸い、7秒保持、8秒吐く)

• 瞑想法: 真実の瞑想(自分の真実を見つめる)

• 内観法: 自分の言葉や行動が誠実であったかを振り返る

3. アステーヤ(不盗)

• 呼吸法: 瞑想的な呼吸(意識を集中させる)

• 瞑想法: 感謝の瞑想(他者の貢献に感謝する)

• 内観法: 他者の時間や努力を尊重できたかを考える

4. ブラフマチャリヤ(節度)

• 呼吸法: 短い呼吸法(意識的に呼吸を制御する)

• 瞑想法: 欲望の観察(欲望を観察し、手放す)

• 内観法: 自分の欲望に対する反応を振り返る

5. アパリグラハ(不貪)

• 呼吸法: 自然な呼吸(無理なく呼吸を感じる)

• 瞑想法: 手放しの瞑想(執着を手放すことに焦点を当てる)

• 内観法: 自分が執着しているものをリストアップし、手放すことを考える

 

ニヤマに基づく実践】

6. シャウチャ(清浄)

• 呼吸法: クリーンな呼吸法(新鮮な空気を意識して吸う)

• 瞑想法: 空間の浄化(自分の周囲を整える瞑想)

• 内観法: 自分の心や空間が清浄であるかを振り返る

7. サントーシャ(知足)

• 呼吸法: 感謝の呼吸(吸うときに感謝を感じる) 呼吸と共に「ありがとう」を唱える 5分 

• 瞑想法: 感謝の瞑想(感謝できることを思い出す)

• 内観法: 日々の小さな幸せを振り返る

8. タパス(鍛錬)

• 呼吸法: 力強い呼吸(意識的に力強く呼吸する)

• 瞑想法: 自己鍛錬の瞑想(自分の目標を思い描く)

• 内観法: 自分の努力や挑戦を振り返る

9. スヴァディヤーヤ(学習)

• 呼吸法: 知識の呼吸(新しい知識を吸収するイメージで呼吸)

• 瞑想法: 学びの瞑想(最近の学びを振り返る)

• 内観法: 自分の成長や気づきをリストアップする

10. イーシュヴァラ・プラニダーナ(信託)

• 呼吸法: 委ねる呼吸(吸うときに自分を委ねる感覚を持つ)完全脱力+自然呼吸

• 瞑想法: 信頼の瞑想(宇宙や高次の存在に委ねる)

• 内観法: 自分が委ねられることを振り返る

 

pdf ヤマ・ニヤマ チックリスト.pdf (0.17MB)

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<ヤマ・ニヤマは“守るべき規範”ではなく、“精神の土台”つくり>

「利己的な思考=ネガティブなエネルギー」、「利他的な思考=ポジティブなエネルギー」としたとき、優位なエネルギーが劣位なエネルギーを支配するという法則(※ヨーガや東洋思想、場の理論、あるいはプラーナ理論)があります。
利他的=ポジティブなエネルギーを意識的に優位に保てば、利己的=ネガティブな傾向は自然と影響力を失っていきます。
これは「内的なエネルギーの主導権を誰に預けるか?」という選択であり、ヤマ・ニヤマ(良心)の実践も「利他的な思考=ポジティブなエネルギー」への方向づけを助ける道なのです。

ヨーガ的見地から、

サットヴァ(純性)=利他・光・調和のエネルギー
→ ラジャス(激性:欲望)やタマス(鈍性:無知)を昇華するとされます。

つまり、サットヴァ的なエネルギー(ポジティブ)は、他の性質(ネガティブ)を浄化する力があります。

ヤマ・ニヤマ(良心に沿った生き方)を継続すればするほど、「外側の行動」と「内側の静けさ」が繋がり、サットヴァ(純性)のエネルギーが優位となり、自分の生き方に深みが出てきます。

これは、この世の暗黒(邪悪)を光明(サットヴァ)に変容させる、「精神の土台」作りでもあるのです。

 

スタバで資格試験の暗記をする女子

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